アイデンティティというよくわからないものは誰かの影響や、時代によっても変わるし、お腹が減ったかどうか、いらいらしているかによっても変わるし、決してその人を規定する程堅牢な物ではない。
就職する為には会社への共感が必要、と感じる。
その為に真面目に自己分析をしている人は大勢いるとおもう。
でも自己分析は行動履歴の参照でしかなくて、客観性はない。やがては無限の循環に陥ってしまう。
アイデンティティなんかそもそも無い、下らん。しかしそういったメタ視点を保ち続けていれば、システムに所属する事が出来ない。システムは思想の一致を要求する。それが出来なければ、捨てゼリフと共にメタへ、メタのメタへ、メタのメタのメタへ、上昇し続けるしか無い。
しかし、空の高みの空気は薄い。私達が地を這う社会的動物であることを忘れてはならない。
市場システムに接続してその効率の恩恵を授かる為には、どこかで幻想にコミットしなければならない。あくまで主体的に。
あくまで主体的に、それが問題。