寝付けずに舞城王太郎「好き好き大好き超愛してる。」を読む
これを読むのは二度目
メタ化された人間関係というものを、最初よりは納得できた
朝ご飯にきつねうどんをつくってたべる
外に出ると、本当に久しぶりに晴れている
ラッシュをさけて電車に乗ったはずが、やけに混んでいる
死と再生についてのオムニバス講義
テーマは社会学における自殺
個人的な体験、必要性から、研究を進める教授が教壇に立つ
世界の断片を消化し、自分の心の間隙に充填してゆく作業
金にならない偉くなれない、しかし、
それは凡人に残された(人文?)研究の意義なのかもしれないかもなあと思う
授業の内容は殆ど覚えていない
午後1時、チーズクラッカーを食べる
図書館にいってミクロ経済学の教科書を探す
結局スティグリッツにする。700ページ以上ある
地下一階でメモを取りながら読む
午後2時40分、飽きたので散歩。サンドウィッチを食べる
「青春小説」というあおりが気になって池澤夏樹のスティル・ライフを買う
午後3時、図書館に戻りスティグリッツの読書を再開
この本は優しい
ミクロ経済学入門講義は無愛想だが、説明が透明に感じる
午後5時、飽きてきたので散歩
近くの店にてクーリッシュレモンライムを買う
外のベンチでクーリッシュレモンライムを食べていたら肘を蚊に食われる
午後5時30分、図書館に戻る
やる気が出ないのでスティル・ライフを読み、読み終わり、
かといってやる気が回復した訳ではないけれどまたスティグリッツを読む
午後7時10分、嫌になったので帰り支度をするが
その前に帰りの電車内で読む本を探しに行く
難しい本は読みたくない
図書館に地下二階がある事を初めて知る
舞城王太郎を検索すると、日吉に「ディスコ探偵水曜日」がある
しかしそれしか無い
結局指輪物語の解説本のようなものを借りた。絵も付いてて面白そうだ
夜8時、帰り道は何故か大学生でごった返している
ゼミか実習の帰りなのかもしれない
だいたい皆知り合いのようだ
ぬるく重く暗い都会の夏の夜だったが、彼らは楽しそうだ
駅にはやはり沢山のサラリーマンたち
京浜急行の8時30頃の電車は帰宅ラッシュの過渡にある
しかし本は読める。横浜ではかなりの人がおりる
今日は喫茶店には行かない
図書館での勉強を途中で切り上げて
そこらへんの喫茶店で続きをやった方が能率よく出来ただろう
しかし、学生の群れと気怠い夜に「下校」するのは
この先何度できることやら