限りなく透明に近いブルー
「芥川賞の銓衡委員をつとめるようになって三十七回目になるが、これほどとらまえどころのない小説にめぐりあったことはなかった。それでいてこの小説の魅力を強烈に感じた。」「若々しくて、さばさばとしていて、やさしくて、いくらかもろい感じのするのも、この作者生得の抒情性のせいであろう。」「二十代の若さでなければ書けない小説である。」(丹波文雄)丹波文雄は慧眼だ。
確かに村上龍のその後の作品は、限りなく~とはかなり違う。
もろさがあんまりない(気がする)。醒めたマッチョのような感じになっている。
コールドプレイもファーストは、もろもろしく、水水しかった。
若さと引き換えなのか。そういうものは。
若さと引き換えなのか。そういうものは。