毎日新聞の元記者と話す機会があった。
佐々木俊尚が「新聞社は高コスト体質だ」って言ってたので、それってほんと?と聞いた。
曰く、日本の新聞の特徴として、細かな配達網があるけれど、実は新聞の販売店と新聞社は同じ会社ではない、ということ。インフラ=販売店、ソフト制作=新聞社、というイメージ。
つまりこれ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E8%81%9E%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E5%BA%97
で、この販売店の維持にかかるお金が高コストだということらしい。
もちろん別会社なので、それもおかしな話なんだけど、実際こんなニュースもある。(「押し紙」でなく補助金に注目)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100428/trl1004282253005-n1.htm
この話は内定先の社長もしていた。日経電子新聞が4000円なのは1000円とかで売っちゃうと誰も紙新聞の「配達」を頼まなくなり、販売店がつぶれるから、と。
新聞電子化の効用は色々あるけど、流通コストが下がるっていうのが大きい。
そのとき新聞社達が販売代理店を守るように、つまり日経のように、電子新聞の価格を高く設定するなら、その時は配信プログラムの書ける人がベンチャー新聞社を立ち上げるチャンスかもしれない。